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H18.12.20 ハートフルワークショップを開催しました。

事業目的
本公園は、美しい景観を眺められる丘陵地帯である反面、園内の高低差がハンディキャップのある方々に来園しにくいのではないか、という危惧を抱かせてしまう地形でもあります。 高齢者や身障者の方々にも本公園を幅広く利用していただける様、「公園の平等利用」の理念を掲げ、具体的にどの様な対策を講じるべきかをハンディキャップを持つ方々の目線で検討し、‘ハートフルパーク’の実現に努める目的を以(もっ)て本事業を開催いたしました。
 老人ホームの視察
本公園近くの老人ホームの皆さんの生活を拝見させていただき、どんな工夫が施設に施されているかなどを勉強させてもらいました。 また、担当者の方に意見を聞き、我々に出来る事は何かという事について討論しました。
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始めに、施設利用者の迷惑にならない様に行動する為、担当者から見学前の諸注意を説明されました。
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施設の説明やボランティアの人の活動等々もうかがう事が出来ました。
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高い段差に対応した施設を見学し、公園での対応を考察しました。
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園芸療法、花壇・農作物等のの話も出、園芸日誌を見せていただくことが出来、本公園を利用していただく提案を考える参考になりました。
 公園内施設の見学・検討
施設で学んだ事を踏まえ、実際に身障者が利用するに当たっての当公園施設の問題点、課題やその解決策を検討する目的のもと、園内の視察を行いました。
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前回施設で学んだ事を再確認し、今回のワークショップで留意すべき点を確認する意識で園内の見学をする旨の説明が行われました。
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説明の後、園内を車椅子を実際に使って回りました。

前回お世話になった老人施設職員の協力をいただき、注意事項や指導を受けながら見学しました。

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事務所前にて。 上り坂での車椅子介助の大変さを実感するスタッフたちは、驚きを隠せませんでした。

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景観の美しい石畳も、車椅子利用者には厳しい凹凸(おうとつ)に感じられます。
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平坦な道でも、石畳の細かい段差が車輪を止めてしまい、車椅子利用者や介助をする人に負荷が掛かることを体感しました。

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南側駐車場へと移動しました。
利用者の入り口となるここから、実際に園内に入るまでの利用感を確認しました。

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駐車場からパークセンターまではバリアフリーになっていますが、実際に車椅子を押しながら体験し
バリアフリーエリアの施設がどのように出来ているのか確認しました。
 
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駐車場からまず最初に見える施設、パークセンターへ。
スロープと導入路の間の小さな隙間を発見しました。
車椅子利用者に衝撃を与えないよう、注意深く通過します。
 
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パークセンター内を見学。
車椅子利用者もスムーズに移動できる導線の広さを確認する事が出来ました。
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スロープを下るときは、後ろ向きで気を付けて移動することを学びました。
施設職員から丁寧な指導がなされました。
 
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河内の里・里の家に移動しました。
引き戸の桟や石畳との区切りの縁石が車椅子移動にどの程度影響するかなどを確認しました。
 
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里の家での使用方法を模索しました。
 
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河内の里にある施設や園路を見ながら利用方法や問題点を話し合いました。
 
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多目的広場から水辺の里にかけての園路の状況や利用に当たって問題となる箇所を模索しました。
 
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園内の見学を終え、事務所に戻って利用上の問題点、課題、また、これまでに利用者から寄せられたアンケート結果や前回のワークショップで得られたアンケート結果を含めての実施案の検討が行われました。


身障者用花壇の設置案が出、実施に向け検討を進めました。


実現に際し施設側から、潅水や鑑賞がしやすい様、設置箇所を散歩コースにして欲しい事、車椅子利用者にも園芸作業の参加をしやすい様、腰高花壇である『レイズドヘッド』の設置の要望などの提案が出されました。


公園側としては、維持管理の協力を提案するなど、利用者と公園が連携し、ハンディキャップを持つ方々にも、気軽に楽しく公園を利用していただける案を出し合うよい検討会になりました。

 実践活動
2回を通して検討して来た内容を踏まえて、実際に協力いただいた老人施設の通所者の皆さんによる花壇の植え付け作業を実施しました。 これまで経験されたことのない方もお気軽に参加出来る様に、実践活動の前に専門講師による「ゼロからはじめる園芸福祉」の講演をあわせて開催しました。
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今回の実践活動には、前々回からご協力いただいている老人センターの利用者の皆さんに参加してもらい、施設職員や公園スタッフ、講師と共に寄せ植えをしました。

 
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車椅子利用者も実践に参加出来る様に、レイズヘッド(腰程度の高さのあるプランター)を利用しました。
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冬の寒さにも強いパンジーを植えました。
 
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立っている人も、車椅子を利用している人も、同じ様に作業を行う事が出来ました。
 
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植え込みの完成です。
助け合いながら、楽しみながらの作業はとても楽しい時間でした。
 
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記念プレートを設置しました。
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完成した植え込みに、潅水をします。
まだ土がしっかり沈み込んでいないので、優しくじょうろで潅水します。
 
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参加者の皆さんからは、「自分達で作り上げた」という喜びと、植え込みの花への愛情を感じられる笑顔がこぼれました。
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完成後の記念撮影。
たくさんの方に参加していただき、公園スタッフもたくさんの知識と
皆さん笑顔を得られた事に喜びを感じたワークショップとなりました。

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ハンディキャップを持つ利用者とのふれあいが、心のバリアフリーも実現出来る事を実感した本ワークショップでした。 今後も勉強、検討、改善を重ね、「公園の平等利用」の実現に向けて、多くの利用者の声を聞いていきたいと思います。
shotyou 3回のワークショップを無事終える事が出来、大変嬉しく思っております。。
この3回のワークショップを通じて色々な発見や勉強が出来た事は私にとって一番の収穫でした。その1つは、車椅子での体験でちょっとした段差や勾配が支障になる事でした。そこで、アンケートや要望でもあったバリアフリー化問題を真剣に取り組み、利便性の向上に努めていきます。
また、最後に、ワークショップの中で、要望のあったレイズドベッドの設置、施設通所者の人達との、花苗の植え付けが実現できた事が一番嬉しい事でもあり、植え付け作業を楽しんでいる皆さんの姿が、今も思いおこされます。
今後も、出来る限り要望の実現と、多くの方がより利用し易い、ハートフルな公園を目指し、活動を続けて参りたいと思います。

錦織公園所長 岡田 淳